源氏庵の独り言
源氏庵の独り言
骨董屋さんが、品物を仕入れる場合には、大きく分けて三通りあります。
個人から直接仕入れる場合と、同業者から仕入れる場合と、そして全国の色々な場所で開催されております骨董業者の集まりによって構成される古美術交換会市場(骨董市場)にて仕入れる方法があります。
今回は、通常耳にする事が無い骨董用語や古美術交換会市場(骨董市場)に付いて独り言を呟いてみました。
(※今後も色々と思いつくままに独り言を掲載していくつもりですので、お楽しみ下されば幸いです。)
源さんからの独り言
傷は、その品の価値を左右する大きな要因の一つですが、傷物も又、長い年月の中でふるいにかけられてきて現在まで残ってきた品ですので、傷も又、文様や景色のひとつとして眺め、傷の出来る過程や歴史を想像しながら眺めて見るのも楽しみのひとつではないかと思います。
この様な傷を直して再び使用し、又、傷を楽しむと言う心は外国には少なく日本固有のもので、一種日本が誇る伝統のひとつだと思います。
使い捨ての今御時世ですが、今一度、昔ながらの日本の心を思い出して頂きたいと思います。